イザヤはイエス様がこの地に来られる約700年前活動した預言者です。特にイザヤ9章にはこの地に真の命と喜びを持て来られるメシア、人類の救い主であるイエス・キリストがどのようなお方であるのかに対して記録されております。
1.全能なる神様として来られたイエス様
イザヤ書の記録によるとイエス様は不思議な助言者、力ある神、全能なる神であります(イザヤ9:6a)。イエス様は十字架で罪と死亡の権威を滅して永遠の勝利を持ってこられました。それに神様はイエス様を高くあげて、天と地のすべての人々がイエス様の御名の前で膝をかがめるようになされました(ピリピ2:9-10)。偉大なる勝利者であられる私たちの主の中で不可能なことはありません。そのため私たちは弱く、限界の多い人間の力に委ねて生きることなく、全能なる主に全的に委ねて勝利を得る人生を生きていかなければなりません。
2.永遠の父として来られたイエス様
私たちの主イエス様は父のような愛で永遠の存在する神様です。「永遠の父」(イザヤ9:6b)は‘永遠であり、私たちに命を与えられるお方’という意味です。十字架の贖いの働きを通して私たちに真の命を与えられたイエス様は、永遠に存在しながら父のような愛で私たちを守り導いてくださいます。主により永遠の命が注がれた私たちはキリストが永遠であられるように永遠の命が与えられます(ローマ5:21)。私たちが永遠の命を得て生きるように恵みを施してくださった主に、日々感謝と喜びの礼拝を捧げる私たちにならなければなりません。
3.平和の君として来られたイエス様
憎しみ、葛藤、災難、戦争等多くの問題と苦しみに満ちたこの地に私たちのイエス様は「平和の君」として来られました(イザヤ9:6c)。何よりも私たちの主は、神様の敵になった人間との関係を和解させる王として私たちの傍に来られました。今でも全世界に戦争と争いが続いていますが、私たちのイエス様が将来持って来られる新しい天と新しい地はただ愛と平和と正義が堅く立つ国になるでしょう(イザヤ9:7)。平和の王であるイエス様を主人として迎え入れる家庭、教会、働く場、またすべての人生の領域で平和を成し遂げる存在として生きて行く私たちになるように主の御名でお祈りいたします。