今日は宗教改革主日です。1517年10月31日、ドイツの司祭マルティン・ルターがローマカトリック教会の腐敗に抗してヴィッテンベルクの教会の門に95カ条の提題を貼りだしたことが口火となって大規模宗教改革運動につながりました。地上の教会は日々改革される中で、主が喜ばれる姿で存在しなければなりません。しかし改革のスタートは何よりも私たちの心から先に起こらなければなりません。
1.心を主に傾けなさい
この世に存在する様々な問題は、人の心から始まります。罪と病、死亡の問題が世に入ったこともアダムとエバが心を守れず罪を犯した結果です。聖書は「何を見張るよりも、あなたの心を見守れ」と語られます(箴言4:23)。曲がった心、否定的な心、腐敗し悪い心から立ち返って私たちの心を神様に傾けることが真の改革の出発点であります(Ⅰ列王8:58)。聖霊充満になって心に変化を受けた人は、神様が喜ばれる良きなる完全な人生を生きることができます(ローマ12:12)。
2.主のすべての道に歩みなさい
人生には二つの道があります。一つは、神様が認められる祝福ある人の道である義人の道であり、もう一つの道は神様の裁きから逃れることができない悪人の道です。私たちは一生涯悪人の道を避け、ただ神様だけに認められる義人の道を歩まなければなりません(詩篇1:5-6)。神様の道に歩むということは、たましいが変化されて神様が喜ばれる人生を生きることを意味します。世に蔓延する罪悪の道から離れて救いの狭い道、永遠の命の道を歩みながら人生を通して神様に真の礼拝を捧げる私たちになるようにお祈りします。
3.主に求めなさい
私たちが人生を生きる間、変わることなく心を見守って正しい道に歩むためには、いつも御言葉を黙想し、祈りを捧げることに力を注がなければなりません。御言葉の鏡に自分を映して見る人だけが心を新しくし、神様が喜ばれる人生を生きることができます(Ⅰ列王8:59)。また私たちの霊的呼吸であり、能力の通路になる祈りを止まらない人だけが主の良い正しい道に従って生きることができます(Ⅰサム12:23)。私たちすべてが心を主に傾けて一生涯神様の道に歩み、主に認められる祝福された人生になるように主の御名でお祈りいたします。