世界中から注目を集めた夏季オリンピックが幕を閉じました。この4年間渾身の努力を傾けて訓練した選手たちは金、銀、銅を合わせて総32メダルを取る快挙を成し遂げました。目標した最高の賞に向かって振り向かず、前に走っていく運動選手のように、クリスチャンたちも神様の永遠な御国に至るようにこの地で信仰の競走を続けなければなりません。
1.捨てなければならないこと
この世の中で重く、邪魔くさい服を着て競走をする陸上選手は一人もいません。すべてが最大限軽く、簡単な服装をしてただ競技に集中します。私たちクリスチャンの信仰の競走も同じです。私たちの心を抑えること、邪魔になること、古い人の習慣と弱点をキリストの中できっぱりと脱ぎ捨てなければなりません(エペ4:22)。私たちを捉えているすべての誘惑と試みを追い払う時、神様が私たちに任された使命通り完全に走り出ることができます。
2.忍耐をもって競走する
信仰の競走をすることにあって重要なポイントは、苦しみが迫ってきても耐え忍びながら競走を最後まで完走しなければならないことです。聖書も私たちが走るべき信仰の道が忍耐をもって走り続けなければならないことであることを語っています(へブル12:1,10:36)。私たちはイエス様を最初に信じた時近づいて来た救いの恵みと感激を忘れず、最後まで忍耐の競走をしなければなりません。「最後まで耐え忍ぶ人は救われます」(マタイ24:13)という主の御言葉通り諦めることなく走り続ける人には神様からの報いを得ることになります。
3.イエス様を見上げる
駆け始めた選手は、自分が目指した目標以外に何事も見つめません。同じように信仰の競走をするクリスチャンは、私たちの信仰の主になられるイエス・キリストだけを見上げて走り続けなければなりません(へブル12:2)。イエス様は私たちが走るべき信仰の道を先に行かれることを通して、私たちの行く道の模範になってくださいました。クリスチャンの信仰の競走はイエス様に従って行く道、イエス様に似ていく道です。昨日も今日も永遠に変わらないイエス様だけを見上げて、一生涯信仰の前進をしていく私たちすべてになるように主の御名でお祈りいたします。