すると、フェストは陪席の人々と協議した後、「あなたはカエサルに上訴した。カエサルのもとに行くがよい」と答えた。 (使徒の働き25:12)
神を信じて始めた働きなのに、なかなか進展しないことがあります。待ち時間が長引くと、心が萎えてしまいます。パウロにも、長い間心に抱き続けていたことがありました。
「私はローマも見なければならない。」(使徒の働き 19:21、新改訳2017)しかし、パウロの歩みは願いとは正反対の方向へと流れていきました。エルサレムの神殿で怒り狂う群衆に捕らえられ、危うく命を落としそうになります。ローマの兵士たちが駆け付けて引き離します。総督の駐在地カイサリヤへ移送されましたが、フェリクスは判決を先延ばしにしたまま二年間を引き延ばし、後任としてフェストが赴任してきます。フェストがエルサレムで裁判を受けるかと尋ねると、パウロはカエサルに上訴します。ローマ市民だけに認められた権利でした。しかしそれだけが理由ではありませんでした。パウロは二年前、エルサレムのあの夜に聞いたみ言葉を思い起こしていたことでしょう。
「勇気を出しなさい。あなたはエルサレムでわたしのことを証ししたように、ローマでも証ししなければならない。」(使徒の働き 23:11、新改訳2017)
拘留されていた時間のずっと、パウロはそのみ言葉にしがみついていたことでしょう。だからこそ、上訴の機会が訪れたとき、勇敢に踏み出すことができたのでしょう。後に彼はこう語っています。
「そのために私は福音のために苦しみを受け、犯罪者のようにつながれています。しかし、神のことばはつながれていません。」(Ⅱテモテ 2:9、新改訳2017)
信仰の旅路に無駄はありません。
今日のメッセージから考える信仰の問い
1.神様を信じて始めた歩みがなかなか進まないと感じるとき、あなたの心を支えてくれた聖書のみ言葉はありますか?その言葉はどのようにあなたを励ましてくれましたか?
2. 「信仰の旅路に無駄はない」というパウロの歩みを振り返るとき、あなた自身の信仰の歩みの中で、後になって「あの時間は無駄ではなかった」と気づいた経験はありますか?
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本文 出典:国民日報 “https://www.kmib.co.kr”

