使徒の働き 27:25
ですから、皆さん、元気を出しなさい。私は神を信じています。私に語られたことは、そのとおりになるのです。

 パウロがローマに護送される途中、地中海で「ユーラクロン」という暴風に遭遇しました。船の中にいた人々は死ぬだろうと絶望しました。しかしパウロは彼らに「元気を出しなさい」と希望を与えました。ただの慰めの言葉ではなく、神の導きゆえに元気を出しなさいと言ったのです。パウロ一人が信仰の上にしっかりと立って語ると、船の中の275人は勇気を得て、ついに救われました。

 今こそ信者である私たちが世に向かって、神を仰ぎ見ようと祝福すべきです。第二次世界大戦のとき、イギリスは非常に暗澹とした状況にありました。そのとき教会は一斉に同じ時間に「希望の鐘」を鳴らそうとしました。イギリス国教会のウィリアム・テンプル主教は、鐘の音が鳴ったら教会に出て、神の導きを受けるために祈ろうと呼びかけました。自分と世界を祝福するためでした。

 私たちは愛されるために生まれました。もう一つ忘れてはならないことがあります。信者は他の人を祝福するために生まれた人だということです。神が与えてくださった「希望の鐘の音」が私たちからも出て、世に向かって広がらなければなりません。あなたは絶望の嘆きを聞かせていますか、それとも希望の歌を聞かせていますか。

純福音川越教会

出典:国民日報 “https://www.kmib.co.kr

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